三谷産業株式会社
卸売業・小売業
病気治療と仕事の両立支援制度
取組の目的・背景
三谷産業株式会社(以下、三谷産業)は、社員のワーク・ライフ・バランス、障がい者雇用、環境・教育・子育て等の分野における社会貢献活動を推進しています。「社員を家族のように思う」三谷産業の取組のうち、特長的なものをご紹介します。
国立がん研究センターが公表している2013年の統計によると、日本人が生涯でがんに罹患する確率は、男性62%、女性42%とされ、およそ2人に1人です。2016年12月に「がん対策基本法」が一部改正され、企業に対してがん患者の雇用継続に配慮するよう求められました。さらに、2017年に政府が掲げた「働き方改革実行計画」にも、治療と仕事の両立に向けた会社の意識改革と受け入れ体制の整備が組み込まれています。
三谷産業は2018年7月、病気を患いながらも働く意欲のある社員が安心して治療に取り組めるように、複数の支援制度を開始しました。
取組方法・プロセス
通院・治療しながら勤務するための制度は3つあります。
所定労働時間を短縮し、療養中・療養後の負担を緩和する「短時間勤務制度」。
出社時刻を柔軟に設定することで、通勤混雑時間帯を避け通勤に伴う負荷を軽減する「時差出勤制度」。
周囲に気兼ねなく安心して通院できるように、通院のための休暇(無給)を、1時間単位で年5日まで利用できる「通院休暇制度」です。
また、重篤な病気に罹患した場合の入院・療養中の休業補償として、有効期限内に取得しなかった有給休暇を最大40日まで積み立て、病気による休業時の無収入期間に充当することができる「積立有給休暇制度」があります。
取組の効果
病気治療に取り組む社員とそのご家族の支援につながり、さまざまな状況にある社員が働きやすい職場環境を整備できました。