第2次金沢版働き方改革推進プラン

働きがいと幸せを感じられるまち金沢

 第1次金沢版働き方改革推進プランを策定してから4年が経過しましたが、その間、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機に、テレワークやワーケーションといった時間や場所にとらわれない多様で柔軟な働き方が広がりを見せるなど、働く人たちを取り巻く環境は大きく変化しています。

 また、企業の競争力強化や人材確保が叫ばれる中、その対策として、デジタル化・DX化による労働生産性の向上が不可欠であり、それに伴い、労働者のリスキリングによる人材育成も急務となっています。併せて、仕事や私生活での充実度、幸福感にもつながるSDGsやウェルビーイングといった考え方も普及しつつあり、より質の高い働き方改革への取組が求められています。

 そこで、女性や若者など多様な人材の活躍をはじめ、労働生産性の向上のほか、仕事と私生活が両立し充実した日常を送れるまちを目指し、第2次金沢版働き方改革推進プランを策定しました。

推進期間

2023年度から2027年度まで(5年間)

プランの基本的な考え方

第2次金沢版働き方改革推進プランの将来像

 国の動向や金沢市の現状、特長、課題、社会情勢等を踏まえ、第2次金沢版働き方改革推進プランの将来像を設定しました。

1 多様な人材が意欲を持って働いているまち
2 生産性の高い働き方を実践しているまち
3 働きながら幸せを実感できるまち

基本理念

 女性や若者など多様な人材の活躍をはじめ、労働生産性の向上のほか、仕事と私生活が両立し充実した日常を送れるまちを目指し、『働きがいと幸せを感じられるまち金沢』を基本理念に掲げます。

基本方針

 基本理念である『働きがいと幸せを感じられるまち金沢』の実現に向けて、3つの基本方針に基づき、具体的な施策を推進します。

 基本方針1 多様な人材の活躍促進に向けた環境づくり
 基本方針2 労働生産性の向上に向けた環境づくり
 基本方針3 働きながら幸せを実感できる環境づくり

本市の主な役割

 実際に働き方改革を進めるのは企業や団体等の事業者であり、経営者や働く方々が主体となります。本市としては、市内企業の働き方改革の取組が更に進展していくよう、企業の取組を後押しし、より良い環境を整備する施策を展開していきます。

 【本市の主な役割】
  ○ 働き方改革の更なる浸透
  ○ 多様な人材の活躍に向けた支援、企業とのマッチング
    支援
  ○ 中小企業の取組を後押しするための財政的・技術的支援
  ○ 好事例取組の紹介など積極的な情報発信
  ○ 家庭と仕事の両立支援や地域活動への参加促進等

目指す主な成果

『強み』の強化
    ・多様な人材の確保による就業率の向上
    ・「金沢市はたらく人にやさしい事業所」表彰企業数の拡大
    ・働く人の地域活動や社会貢献活動への参加促進

『弱み』の克服
    ・管理的職業に従事する女性の割合の向上
    ・付加価値生産性(事業従事者1人当たり付加価値額)の
   向上
    ・石川県内の新規大学卒業者の県内就職内定率の向上

金沢らしい働き方の実現に向けて

 今回のプランでは、働き方改革を通して新たに生まれた時間を活用し、働く人に地域活動に参加してもらい、地域コミュニティの活性化を図ることを目的に、「金沢ワークスタイル」を提案します。
 本市は、働く人・家庭・企業・地域コミュニティそれぞれと連携し、理解を得ながら、地域の活性化へ向け、「金沢ワークスタイル」の普及を進めていきます。

第2次金沢版働き方改革推進プラン

第1次金沢版働き方改革推進プラン