株式会社 日本海コンサルタント
サービス業
ワーク・ライフ・バランスの推進(育児休業の取得推進)
取組の目的・背景
「働き方改革」に取り組むためには、働きやすい環境を整備することが必須となっており、これまでにない企業の柔軟な働き方の提案が求められている。
女性社員だけでなく、男性社員へも育児休業の取得を積極的に促すことで、会社全体で仕事と生活のメリハリをつけた「ワーク・ライフ・バランス」推進への意識改革が図られ、社員のモチベーション向上や労働生産性の改善等に繋がることが期待されると考えた。
取組方法・プロセス
・2017年度の「金沢市はたらく人にやさしい事業所表彰」を契機に、ワーク・ライフ・バランスを推進する取組を加速させ、育児休業を取得しやすい環境づくりに取り組んだ。
・部長職を中心に育児休業取得等の多様な働き方の実践に向けた検討会を開催している。
・女性社員だけでなく、妻の出産を控えた男性社員に対してもヒアリングを行い、育児休業の取得方法や育児休業後のフォローについて提言や相談をする機会を設けた。
取組の効果
男性社員が2018年10月および2019年7月にそれぞれ約1ヶ月の育児休業を取得した。
取得した本人からは、「育休期間中は慣れない家事・育児に苦戦しましたが、家族と向き合う時間を確保することができました。これも部署をはじめ、多くの方々から協力いただいたおかげと思っています。」とのコメントがあった。
育休期間中に社員本人が家族との有意義な時間を得ることができた一方、社内では、育児休業の開始日が読めない中で業務を円滑に引き継ぐためのルールづくりや他の社員の負担低減に向けた仕組みづくりなど、業務停滞を予防しつつ、育児休業取得を進めるための新たな課題を発見することができた。
今回の取得をきっかけに、男性社員の育児休業取得を促進させるとともに、さらなる「働き方改革」に取り組んでいきたい。