株式会社シーピーユー
情報通信業
ノー残業デー等の実施と資格手当の導入による生産性の向上
取組の目的・背景
一昔前は、ソフトウェア業界は時間外労働が多い風潮があり、当社も慢性的に時間外労働の多い企業でした。当時は「より良い製品を作る」という意欲のあまり、繰り返し仕様の変更を重ねた結果、納期を圧迫することが度々あり、納期厳守による信頼確保のため、時間外労働を積もらせて作業を進める光景が当社にはありました。
良いものづくりに時間外労働はつきものであるという考えが大前提でした。
取組方法・プロセス
ノー残業デーの設定や有給休暇取得促進の呼びかけなど、社内の風土改革に取り組みました。
また、短時間でこれまでと同等の作業をこなすための作業効率化を目指し、最新ツールの導入などの投資による業務プロセスの見直しや、特定の人に仕事が一極集中しないよう能力の均一化のためのスキルアップを促進し、資格手当の導入に取り組みました。
取組の効果
2014年の資格手当の導入後4年間で有資格者が40%増加しました。これは、日々の呼びかけや業務プロセスの見直しにより、資格取得に向けた勉強時間の確保につながったためと考えます。
さらに、有資格者の増加だけではなく、有資格者が他の従業員を指導・教育を行う人材育成モデルができ、従業員全体のスキルアップがなされたことで、時間外労働の削減や有給休暇取得のしやすい環境が構築できています。