株式会社 箔一
卸売業・小売業
非正規労働者の正規雇用化の推進
取組の目的・背景
我が社では、正社員、非正規社員問わず誰もが働きやすい環境づくりを目指しています。家庭の都合で正社員として働くことができない非正規社員の中にも将来的には正社員登用を望んでいる従業員が多く勤めていることから新たな仕組みの構築が必要であると考えました。
取組方法・プロセス
①社歴(経験年数)で決まっていた非正規社員の時給を撤廃し、新たに非正規社員にも等級制度を導入。同時に能力評価を実施し能力によって適正な時給を決定する仕組みを構築し導入。
・等級基準を明確にし、求められている能力を可視化し社内に周知
・中期的な賃金戦略から社内独自で最低時給を底上げ
・能力考課を年に一度非正規社員全員に実施し、能力評価と昇格推薦を実施。能力の高い人材には社歴関係なく昇格できる仕組みを構築
②新たに準社員制度(アドバンス社員制度)を設け、非正規社員と正社員の間の雇用形態をつくり正社員になるための準備カテゴリーを新設。
・給与は時給制から月給制とし、賞与などの待遇も正社員と同水準に改正
取組の効果
・非正規社員から正社員に登用された従業員2名。
・準社員制度(アドバンス社員制度)導入後、準社員登用した従業員10名。
待遇面が改善され、本人の意識やモチベーションも向上。社内でも良い循環が生まれた。