チャレンジ報告「橘建設 株式会社」

名 称:橘建設 株式会社
所在地:金沢市窪7-273
主業種:建設業
従業員:14名

経過報告 Vol.2(2020年7月)

リモート会議風景
WEB申請画面

■休暇・報告書等の書類をWEB申請に変更

書類は1枚5分程度で作成できていたものを廃止しただけであるが、週に5枚あるとすると、年間20時間ほどの効率化につながっている。

■時短勤務社員の採用

 採用時の希望により短時間勤務社員を採用としたが、限られた時間の中で効率よく仕事を進め、活躍してくれている。 

■新型コロナウイルス感染拡大の影響による働き方の変化や工夫など

・月に2回行っている社内会議をリモート会議として3密を回避するよう工夫した。

・社内の打ち合わせも可能な限りリモートで行い、本社・営業所・現場にリモート会議の環境を整備した。  


今後への意欲、思いなど

様々な取り組みを通じて、新しいことへの取り組みは現場(社員)の声をよく聞いて進めることが改めて大切だと思う。経営陣の意見・事務方の意見と現場の意見のバランスをよく見極めて本当に自社に必要なコト・モノは何なのか・どの程度の物なのかを慎重にかつ大胆に今後も取り組んでいきたい。 


経過報告 Vol.1(2019年12月)

取組のきっかけは…

建設業では現場での勤務時間短縮や作業効率の飛躍的な効率化が難しい中、社員の働きがいを向上させるために働き方改革に取り組みたいと考え、【ICT】や【多様な人材】の活用を通じて仕事量を減らさずに業務の質向上を図ることを目的とした。

これまでの取組

■ICTの活用
建築現場で大きなウエイトを占める記録写真の撮影・管理の負担を軽減するため、特殊なカメラと通信システム及びPCとを結びつけたシステムを、実験的ではあるが採用している。

■多様な人材の活用
時短で働く女性にスポットを当てて求人活動に取り組んでいる。

弊社の求人担当者が、まずは女性雇用に向けてセミナーに参加し、求職中女性が集まる企業説明会へ参加した後には、実際の仕事現場にて見学会を開催した。

建築現場でタブレットを使用
求職者見学した現場事務所

取組を進める中で感じること・課題

14名という小さな会社であるため、働き方改革に関わる業務と他の業務を合わせて一人で行っており、取組の計画・準備・実行・改善・社内への周知が大変である。

今後に向けて

チャレンジの内容は、以前から講習会・講演会などを聞いて、是非取り組んでいくべきことであると考えていた。しかし、なかなか行動に移すことが出来ず、知識や思いだけが増える一方で、実際の会社には何も影響を与えることが出来ていなかった。

今回、チャレンジ宣言企業に参加させていただいたことで、まだ結果は出ていないかもしれませんが、着実にプロジェクトは進んでおり、社内も「会社は何かを変えようとしているぞ。」という雰囲気になってきており、取り組んでみて良かったと感じている。

理想的な結果が出なかったとしても、そこからまた改善策を練って次に活かしていきたいと考えている。