育児休業体験レポート9

株式会社シーピーユー                                  N さん

2人目誕生にあわせて(1人目の子は1歳10か月)

令和6年2月6日~令和6年3月5日( 29日)取得

育休を取得した理由、きっかけは?

・妻からの提案

1歳10か月になる第一子が保育施設に通っているため、里帰り出産を避けたいと考えた妻から提案がありました。産後の妻が体調を回復するまで、できる限り育児家事の負担を軽減したいと考え、妻の退院の日から約1カ月の計画で育児休業を取得することにしました。

育休の取得にあたり、職場で準備・調整したこと

・スケジュール調整

育児休業の取得予定時期が年度末近くで忙しいタイミングだったため、業務調整には苦労しました。

予定される作業を早めに終わらせるよう努めて準備をすすめましたが、それでも休業期間中に1日出勤するなど調整が必要でした。

育休中の1日の主なスケジュール

6:00 起床、食事の用意
8:00 長女をこども園へ送る
~家事(買物、食事準備など)~
16:30 長女お迎え
17:30 夕食                                       20:00 入浴
21:00 長女の寝かしつけ
24:00 就寝

育休取得の感想

【よかったこと】

産後の妻の負担を減らせたこと、子供の成長が著しい時期に子供と長く一緒に居られたことがよかったです。

【大変だったこと】

まだ構って欲しい年ごろの第一子の相手も必要なので、2人の世話が同じタイミングで重なるとやっぱり大変でした。

【仕事への影響】

社内では男性による育児休業取得の前例があり、また、自分の上司も育児休業取得経験があったため取得しやすかったです。比較的忙しい時期だったのですが、多くの方に協力いただき、本当に助かりました。

育休の取得を検討中の方へのメッセージ

産後の配偶者が体調を回復するまでは時間がかかります。その間、育児は待ってくれず、産まれたばかりの子供には昼も夜もありませんので、配偶者には相当の負担になります。

検討中の方は、ぜひ育児休業を取得され、積極的に育児家事を行ってみてください。子の成長を間近で見られる育児休業はきっと貴重な経験になると思います。

勤務先からのコメント

休業の開始時期が近づく中、担当案件で緊急対応が発生したことを受け、休業時期の変更(繰り下げ)について相談を受けました。そこで、育児休業中であっても臨時的に就労できることを上司と本人に説明し、今回は休業時期を変更せず、休業開始後に1日だけ臨時就労いただくよう調整を行いました。

男性による取得事例が増え、社内ではそれほど珍しいことではなくなりつつあります。休業者の不在中のフォローを行うことで、周囲のスタッフの成長機会となることにも期待しています。

出生時育児休業、育児休業の分割取得など、育児休業の形も多様になりました。それにより取得のハードルが下がっていることを実感する一方、制度が複雑で従業員の理解が追い付きません。必要な従業員が効果的に取得できるよう、制度や取得事例の周知をはかっていきたいと考えています。