テレワークの推進

テレワークを活用した働き方や、企業におけるテレワーク導入の経緯・目的、導入後の経過など、テレワークを導入する際の効果や課題についてご紹介します。

プロフィール

野村 真弓 さん
金沢機工 株式会社
営業部営業2課主任

【職務内容】

営業アシスタント業務
営業サポート、お客様からの問い合わせ対応、注文やお見積りへの対応、出荷業務など商品の物流も担っている。

【勤務スケジュール】

営業アシスタント業務は、基本的には内勤での作業
2020年11月までは週1回の在宅勤務を実施
※2020年4~5月は、週2回程度の在宅勤務を実施
※在宅勤務時は、基幹システムとのリモートワーク、勤怠管理はオンライン

テレワークのメリットや今後の課題があればお聞かせください

【仕事において】

メリット

  • リラックスして仕事ができるので、業務改善の企画などには向いています。
  • 代表電話での応対は出来ませんが、分析系などの資料作成時には、集中して仕事ができました。

課題

  • 仕事の内容によって、作業を分類できるよう意識する必要があります。
  • 作業を行う上で、家族の理解が必要な場合もあります。

【生活において】

メリット

  • 高齢の親が同居しているので、自宅で仕事をすることにより安心できました。
  • 通勤時間がなくなるので、家事を行う時間が増えたりと両立することができました。特に大雪の時は有効活用することができました。

課題

  • 仕事と生活の切り替えが難しい場合、時間に対する意識を持つことが必要です。

テレワークを行ってみて感じたことはありますか?

テレワークを行うにあたり、仕事をする作業スペースの確保など、最初は家族の理解も必要だと感じました。

仕事については、集中してできる入力業務や開発業務、分析業務など、在宅だから活かせる仕事と、会社でしかできない仕事を分類して作業するよう意識しました。

商品の出荷作業などの物流関連業務については、商品の検品や伝票作成などの作業が必要になるので出社する必要がありますが、社内で情報共有することで、お互い連携して作業を行うことができました。

また、パソコンなど作業ができる環境があると、どうしても時間を忘れて仕事をしてしまうので、仕事と生活との切り替えが難しいと感じました。時間になると家族が声を掛けてくれたりすることもあって助かっています。会社からもリモート接続で作業できる時間帯を決めてもらい、オーバーワークにならないよう配慮してもらっています。

早い段階で会社の働き方改革の取り組みによる執務環境の準備と家族の理解もあるおかげで、スムーズにテレワークが行える環境を構築でき、仕事と生活が両立できるようになり感謝しています。

金沢機工株式会社について

設立 1946年1月15日(昭和21年)
事業内容 機械器具卸
本社所在地 金沢市無量寺町ハ38番地2
代表者 代表取締役 井上 英一郎
ワーク・ライフ・バランスへの取組 令和元年度 金沢市はたらく人にやさしい事業所表彰
令和元年度 石川県ワークライフバランス企業表彰
経済産業省 健康経営優良法人2020認定(2020年3月)
石川県 いしかわ健康経営優良企業(2020年9月)

テレワーク導入の経緯や目的についてお聞かせください

(お話)取締役総務部部長 田中 智 氏

もともと一部個別ではテレワークの試験的な実施を行っていました。この実施と経験などを踏まえ、生産性の向上を目指す上で、今後は多様な働き方にも対応していく必要性を感じ、働き方改革の手法としてワーク・ライフ・バランスを目指して検討するようになりました。働き方については、委員会を立ち上げて検討できる体制も整えていました。

そこへ新型コロナウイルスの感染拡大により、実施が一気に進んだかたちとなりました。

2020年3月、学校の臨時休校に伴い、対象社員を優先的にテレワークを実施しました。
翌4月には全員が実施できる体制を整え、半分の出社率を目指して取り組みました。
6月以降は、各部署の実態に合わせて、休業も含めてテレワークを調整しました。
テレワークを行う作業環境については、ノートパソコンを優先的に周辺機器なども順次準備しました。

導入にあたって準備されたこと、配慮されたことはありますか?

【ハード】

テレワークを行う作業環境については、下記のようなものを準備しました。

  • ノートパソコン
  • リモート用ルーター
  • モニター
  • キーボード
  • 携帯電話

【ソフト】

○社内のテレワークの状況

  • 会社とのアクセスのためにリモートソフトを導入しています。
  • ピーク時は社員の半分ぐらいが在宅勤務を行っていましたが、現在は休業と在宅勤務を利用して約7割程度の出勤率となっています。
    また、大雪時には在宅勤務を積極的に活用しています。
  • Zoomを利用して積極的にコミュニケーションをとっています。
    各部署での毎週の朝礼、営業所とのやり取り、社内研修、全体会議など

○職場で配慮していること

  • 積極的にテレワークを活用するよう働きかけをしています。
  • 勤怠管理については、出社・退社、日報などすべてオンラインで報告できるように整備しています。

企業内・外でどのような反応がありますか?

【社内】

  • 通勤時間を節約でき、仕事に集中できることもあり、メリットを確認できました。
  • 社員それぞれがテレワークの必要性について理解するようになりました。

【社外】

  • 活用している取引企業もあり、反応も悪くありません。

テレワークを推進するメリットや今後の課題があればお聞かせください

【企業において】

  • 大雪時や災害発生時に活用できます。
  • 集中して仕事をする場合は有効に活用できます。
  • 自宅から近い取引先への活動を行う場合には有効です。

課題

  • ペーパレス化の促進
  • コミュニケーションツールの選択
  • 自宅のネットワーク環境(Wi-Fiなど)やリモート操作
  • 在宅による運動不足と孤立化によるストレス解消

【社員のワーク・ライフ・バランスにおいて】

  • 家事・育児をしながらの業務も可能ですが、子供が小さいと仕事に集中できない場合もあります。
  • 子供の送り迎えもしやすくなります。
  • 通勤時間がなくなるので、プライベートな時間を確保できます。

企業としてテレワークを導入した感想などがあればお聞かせください

弊社では「社員の幸福の向上」を経営理念に掲げ、ワーク・ライフ・バランスの向上や健康経営の推進に積極的に取り組んでいます。会社としては心身の健康が働く前提であり、その先に生産性向上につながると考えております。

テレワークは今後も必要になってきますし、企業として勤務のあり方をどのように考えるかという課題があります。これからの働き方について、会社で集まってする働き方と、会社以外のリモートでする働き方を合わせたハイブリッド型の新しい働き方が必要になってくると思います。どのような組み合わせが生産性向上につながり、最も成果が上がるのかを工夫していかなければなりません。

生産性を上げるためには、個人の生活も充実していないとなかなか難しいと思います。生活においていろいろな問題を抱えながら仕事をされていることもあり、テレワークによって少しでも不安を解消できるのであれば、結果的に仕事に集中することができ、生産性向上にもつながると思っています。

テレワークという働き方を通して、安心して働き続けられる環境づくり、ワーク・ライフ・バランスの向上に取り組んでいきたいと考えています。

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