チャレンジ報告「株式会社 トーケン」

働き方改革チャレンジ宣言(2018年7月12日)

私たちは、建設に関する技術やサービスを通して地域に貢献する企業でありたいと願っています。一人ひとりが働きがいや幸せを求め「社員が主役の企業」の実現のため、人材の採用や教育、生産性向上に繋がる業務改革等のさまざまな改革に取り組みます

名 称:株式会社 トーケン
所在地:金沢市入江3-25
主業種:建設業
従業員:64名

【取組期間】2018年6月~2020年2月
【取組目標】

  1. 多様な人材の採用と人に応じた働き方の推進に努めます
  2. 若手社員や女性社員が活躍できる適材適所の人材活用に努めます
  3. 意識改革を伴う業務改革を推進します

関連ファイル

令和元(2019)年度 金沢市はたらく人にやさしい事業所表彰 受賞

※受賞後の取組はこちら≫≫ 働き方改革取組事例

経過報告 Vol.2(2019年6月)

取組内容・経過・効果

■多様な人材採用と人に応じた働き方の推進

■若手社員や女性社員が活躍できる適材適所の人材活用

  • 現場技術者1名を中途採用、新卒採用2名の新規雇用と、女性契約社員4名の継続契約を実施した。昨年度末までの目標に対して、新卒1名、中途採用1名の採用が未達成である。
  • 定年を迎えた社員10名を再雇用しており、現在役員を含め18名の60歳以上の社員が活躍している。
  • 「生産支援センター」に、女性契約社員2名、女性正社員2名、女性現場事務1名を新規雇用した。「生産支援事務課」では、女性課長を中心にすべて女性で編成し、現場の業務支援を行っている。
  • 来年春に向けて、若手現場技術者の教育を強化する「トーケン研修所(仮称)」の設立準備を行なっている。
  • 2019年3月に女性社員1名が課長に昇格し、全管理職のうち21%が女性管理職である。女性社員20名のうち、8名が管理職である。(女性社員の40%が管理職)
  • 目標達成に向けた取り組みとして挙げていた、一般事業主行動計画(女性活躍推進)が未提出である。

■意識改革を伴った業務改革の推進

  • 毎月発行の社内報のデザインと内容を改訂し、働き方改革に関する情報を強化した。
  • 意識改革に向かう気風が浸透し、社員一人ひとりが当事者意識を持ち改革に取組む傾向となった。
  • ITシステム導入により、移動時間削減や業務効率の向上、IT活用により技術力・品質・安全の向上に貢献している。
  • 休日取得や超過勤務の状況の把握と管理を行ない、特に超過勤務の多い現場技術者のフレックスタイムの活用と時間単位の代休取得を推奨することで休める環境整備に努めている。

今後に向けて

当社では、企業の成長の根幹をなすのは「人」であるとの考えに基づき、単なる業務改革ではなく、社員成長にも繋がる「働き方改革」に取り組んでいます。

トーケンにとっての働き方改革は、単に残業時間の数値を追いかける取り組みではなく、社員の健康と生活エンジョイのため、やりがいと責任感を持って仕事に取り組む現場気質を残しつつ、生産性向上を図ることです。社員一人ひとりが当事者意識を持ち、質の高い時間の使い方を目指します。働き方改革の先には、生活エンジョイや家族との時間、地域活動の時間、友人との時間などを見据え、人生を豊かにすることを目標としています。

働き方改革は道半ばですが、企業が元気で働きがいある安心の職場を創ることで、地域に若者も残り、地域が元気になることを念頭に、当社経営信条の「社員が主役の企業をめざす」を合言葉に、「働き方改革は宝の山!」と考え、社員が生き生きと働ける職場環境づくりと地域に愛される建設会社を目指します。

経過報告 Vol.1(2018年12月)

  • 自社ホームページの採用情報の充実。就職活動窓口(学校など)へのPR活動・人脈拡大。
  • 現場事務フォローを行なう「生産支援センター」の新設と支援内容の検討・支援開始。
  • 毎月の社内研修「胎動塾」に加え、9月より月3回の「営業本気塾」が開講。OJT・OJD教育に取り組む。
  • 超過勤務時間の現状把握と意識改革を伴った業務改革。

経過・効果(成果も課題も)

■多様な人材採用と人に応じた働き方の推進
新卒採用2名の内定と今期中の2名の再雇用が決定している。
年度末までに新卒1名、中途採用2名、障害者1名の採用を目標に取組んでいる。

■若手社員や女性社員が活躍できる適材適所の人材活用
組織改正し、「生産支援センター」を新設した。建設現場の事務フォローなどを行なうことで、現場の若手社員の業務量の軽減や、超過勤務時間の削減、休日の取得に効果が認められる。
「生産支援センター」に女性2名を新規雇用した(現在5名体制)。また、来春には同センターに新たに女性新卒者と女性CAD担当者、合わせて2名の新卒採用が内定している。

■意識改革を伴った業務改革の推進
意識改革を伴った業務改革の一環として、ITシステム導入している。成果として、移動時間の削減など、業務効率の向上による時間創出と、IT活用による技術力、安全面の向上に貢献している。
超過勤務時間に関する通達により全社目標を明確にした上で、毎週、超過勤務の状況をチェックし、声掛けを実施するなど、勤務時間・休日管理を継続して徹底しており、効果も出始めている。今後、繁忙期の超過勤務時間に特に注意する。

今後に向けて(目標、意欲)

当社では、企業の成長の根幹をなすのは「人」であるとの考えに基づき、単なる業務改革ではなく、社員成長にも繋がる「働き方改革」に取り組んでいます。

2018年7月に「金沢市働き方改革チャレンジ宣言企業」として数値目標を掲げましたが、働き方改革は数年前から取り組んでいます。今回、チャレンジ宣言をすることで、取り組み目標の社内外への周知と実行に繋がり、良い刺激となっています。

チャレンジ宣言から5か月が経過し、確実に成果が出てきていると感じています。採用や活躍、組織改正やIT活用などを取組み目標に入れていますが、目標達成のため、より良い方法の模索や検討、改善が必要なことがないかなど、常に社員の働きやすさを考えて取り組みたいと思います。

当社経営信条にある「社員が主役の企業をめざす」を合言葉に、「働き方改革」は宝の山!と考え、社員が生き生きと働ける職場環境づくりと地域に愛される建設会社を目指しています。