働き方改革取組事例
加賀建設株式会社 建設業

場所や時間に捉われない働き方の推進

取組の目的・背景

以前から求人応募数の低減があり、昨年は例年の7割程度の求人応募数となりました。このことの原因の1つとして、時代に即した働き方が提案できていないのではないかと考えました。また、昨今のコロナ等の社会情勢から社員に合った柔軟な働き方を提案できるよう制度改革をはじめました。

取組方法・プロセス

【1】場所に捉われない働き方の提案
理想の働き方ワークショップやモデルオフィスの視察を行い、どこでも働けるオフィスづくりをはじめ、コロナ禍で主流となったテレワークの拡充を推進し、場所に捉われない働き方が出来るようにしました。

【2】時間に捉われない働き方
時差出勤制度、時短勤務制度の導入をし、子育ての状況にあわせた勤務時間で働くことができるようにしました。
また、既存社員だけでなく、中途採用時においても短時間勤務を可能とし、採用の幅を広げたことで、採用率もアップしました。

【3】組織を横断したDX化の促進
組織の課題抽出を行い、Microsoft365を活用した情報共有の強化、DXの実現、コミュニケーションギャップの解消を図りました。

取組の効果

理想の働き方についてのワークショップや、モデルオフィスの見学も行ったことで、社員と会社が考える働き方についてのギャップをうめることができ、社員からは、「自分たちの声がオフィスづくりに反映されたことで、より働きやすくなった」との声もありました。
また、月のテレワーク可能回数を増やしたり、時短勤務を導入したことで、お子さんがいる社員からは、「子育てしながら仕事ができるようになり、通勤時間も削減されたことで時間に余裕ができた」との声もあり、制度導入をしただけでなく、実際に社員に利用してもらうことで、より社内への浸透も図れたと思います。

今後も、社員の声を聞き入れ、誰もが柔軟に時間や場所にとらわれず働ける環境づくりを行っていきます。

加賀建設株式会社

金沢市はたらく人にやさしい事業所表彰 2016年度
高年齢者の就労環境の整備 女性の地位向上の推進 ワーク・ライフ・バランスの推進 アメニティ空間の整備
・健康な方であれば、65歳を過ぎても継続して雇用している。
・公正な能力評価を実施することで、女性も管理職に起用している。
・イクボス中小企業同盟に加盟するなど、社員の充実した生活を促進している。
・休暇取得については時間単位で取得が可能であり、女性に限らず男性社員にとっても学校行事に参加しやすく配慮している。
・建設土木業界では女性社員が少ない中、女性が働きやすいようトイレ等職場のアメニティ空間を整えることで女性の活躍に努めている。
業種
  • 建設業
事業内容
土木工事(陸上・海上)及び建築工事の施工管理、飲食業、製造・販売業
従業員数
84名(2022年2月1日現在)
Webサイト
https://www.kagaken.co.jp/